茨城県八千代町の野外音楽フェス「やちおん」(同実行委主催)が17日、同町菅谷の町民公園で開かれた。秋晴れの下、三つのステージでロックやラップなどさまざまなジャンルの音楽が披露された。観客はリズムに合わせ手拍子をするなどして楽しんだ。
フェスは昨年9月に続き2回目。「エンタメ」の力で新たなにぎわいを創り出そうと、同町出身の若者たちが企画運営した。ロック、ラップ、DJ、弾き語りなど計41組が出演し、公園全体がにぎやかな雰囲気にあふれた。キッチンカーの出店や手作り雑貨販売のマルシェも行われ、飲食や買い物を楽しもうとする多くの人が集まった。
茨城弁でご当地ラップを歌った「イバラッパー」こと青木智也さんは「手作り感があり、地元の有志が一丸になって盛り上げて面白い」と語った。2曲披露した県立八千代高吹奏楽部副部長の青谷優奈さん(2年)は「久しぶりのステージだったが緊張なく楽しめた」と笑顔を見せた。
音楽を通じ幅広い世代の観客が集まり、野村勇町長は「皆さん笑顔で楽しんでもらえて最高。このような姿が見られて良かった」と話した。