かりそめ天国にも登場した老舗!東京・新橋ですすり掻っ込む甘旨ミンチの親子丼

旅人へひとこと

東京・新橋駅近に構える、老舗の鳥割烹で過ごしたランチタイムのひとコマをご共有します!

東京都港区新橋 ──

新橋にやってきました。JR新橋駅の烏森口、もしくは、日比谷口から徒歩1〜2分ほどの所に、今回の目的地があります。

それが、こちら──

『末げん(すえげん)』さんです!

『末げん』さんは、1909年創業の日本料理店・鳥割烹。戦後の日本文学を代表する作家の1人でもある三島由紀夫が、最後の晩餐に訪れたお店としても有名です。

なお、夜は鶏料理を軸とした日本料理を楽しめるコースが主。予算的には軒並み1万円を超える価格設定となっています。ただ、お昼は1,000円台で楽しめるという素敵仕様。人気TV番組「マツコ&有吉 かりそめ天国」では、“夜高いけど昼安い店”として紹介されていました。

ランチ かま定食

「かま定食」とは── 地養鳥、軍鶏、合鴨。これら3種の挽肉を特製の鶏出汁と玉子でとじた「親子丼」。脇役として鶏ガラスープ、小鉢、漬物がセットになったランチメニューです。普通盛(写真)は税込1,400円也。なお、3種の挽肉には『末げん』さんの名物「鳥鍋(ソップ炊き)」と同じお肉が使われているのだとか。

ちなみに、「かま定食」は元々“まかない”、“裏メニュー”だったそう。それがいつしか評判となり、“表メニュー”としてラインナップしたのだそうです。

挽肉を使った親子丼。褐色の挽肉の中で半熟卵の照りが映えます!また、フレッシュな三つ葉はその見た目── 鮮やかな緑はもちろん、食感や味わいでも実い良いアクセント役になっていました。

ひと口頬張ってみると、思った以上に豊かな甘味が飛び込んできました。卵は全体をふっくらとさせてくれるのと同時に、甘さを幾分マイルドにしてくれているかのよう。卵とお肉との一体感は、挽肉故により強く感じるかもしれません。

そして、単に甘味一辺倒ではなく、三つ葉がそのフレッシュな苦味でもってキリッと締めてくれます。この丼のバランスの良さを感じるポイントです。

それにしても、ミンチたっぷり!

舌触りが良いのはもちろんですが、決してサラッとした感じではなく、しっかり旨味・コクを感じられるところに拍手を送りたい気持ちです。醤油・みりん・酒のみで味を整えているようなのですが、シンプルな味付け故に3種のお肉が絡んだ複雑な旨味が立ってきます。お肉たちの配合バランスも肝なのでしょうね。

スルスルッと啜るように掻き込んでしまいたくなる......実際、後半は啜るように掻き込んでしまった親子丼。もし蓮華があったなら、消費スピードはきっと倍速です(笑)

3種ある鶏ランチ

ランチメニューには今回いただいた「かま定食」の他、「から揚げ定食」や「たつた揚げ定食」もラインナップします。筆者の訪問時にもそれぞれ召し上がっている方が散見されました。3種はバランス良く人気な模様。

ちなみに、「たつた揚げ」には「鳥鍋」や「かま定食」と同じ肉ダネが使われているそうで......個人的に再訪時の“課題メニュー”に設定させていただきました(笑)

鶏たちによるSo Sweet なパフォーマンスに舌鼓!

3種の挽肉を使った「親子丼」。その豊かな甘味には素直に癒されました。また、店内の落ち着いた雰囲気も、満足度を底上げしてくれる要素の1つに。新橋の駅近でこんな癒しのランチタイムを過ごせるなんて、本当に感謝しかありません。

次回オジャマした際には、ぜひ他のメニューも。

それでは、改めましてごちそうさまでした!

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鳥割烹 末げん

〒105-0004 東京都港区新橋2丁目15-7

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*この記事は2023年8月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ヤマネコ

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