高畠ロードレース、暑さ指数で打ち切り 50人ほどゴールできず

暑さで熱中症の危険性が高まり、途中で打ち切った高畠ロードレース=17日午前9時、高畠町役場

 第72回高畠ロードレースは17日、高畠町役場を発着点にハーフマラソンと10キロを行った。開始約1時間後、暑さ指数が「激しい運動は中止」とする厳重警戒のレベルを超え、出場者が熱中症になる危険性が高まったため、大会の実行委員会は途中でレースを打ち切った。約320人がエントリーしたが、打ち切りで50人ほどがゴールできなかった。救急搬送者などはいなかった。

 実行委は、町中央公民館前の暑さ指数が厳重警戒の28度以上になった場合、打ち切りすることを決めていた。午前9時からレースが順次スタートし、同10時10分に暑さ指数を計測した際、28~29度の数値が出た。係員への連絡に時間がかかり、先頭集団などはゴールし始めていたことなどから、レースの打ち切りは同40分となった。

 東京マラソンの一般提携大会で、一定条件を満たした完走者のうち、抽選で3人が来年3月の東京マラソンに出場できる。

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