紫波町「デジタル町民」導入 町内外から地域づくりに参加可能

紫波町のデジタル町民証(町提供)

 紫波町は、町内外の人が地域づくりに参加できる「デジタル町民制度」を導入した。開始1カ月半で岩手県内外の35人が登録。町のPRや施策提案を期待する。町民証に代替不可能な認証技術を使うなど、最先端の技術を活用する町をアピール。幅広い分野の人材によるアイデアを生かし、地域課題解決を目指す。

 対象は町民のほか、出身者や町内に通勤・通学している人、町に関心のある人。町によると、17日現在登録した35人は町外が半数を占め、県外も多い。

 登録無料で、本名や住所などの申請を求めるが、本人確認書類の提出は不要。特典として、ラ・フランス温泉館の入浴料割引のほか、限定イベントやアンケートへの参加資格を検討。交流サイト(SNS)でのPRや町への情報提供・提案などを期待している。

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