内陸中心に 猛暑と雷雨に注意 強烈残暑は少なくともあと2日続く

18日(月)の天気・最高気温

 きょう(月・祝)午後も全国的に大気の状態が不安定で、東日本の内陸を中心に局地的に激しい雷雨となりそうだ。九州北部など、これまで大雨となっている所では、引き続き土砂災害に警戒・注意が必要となる。うだるような暑さが続き、関東の内陸は35℃以上の猛暑日の所がありそうだ。連休明けのあす19日(火)も、不安定な天気と残暑が続く見通し。

天気急変 蒸し暑い

18日(月)の雨予想と発雷確率

 湿った空気が流れ込んでいる影響で、全国的に大気の状態が不安定となり、局地的に雨雲が発達している。午後は関東の山沿いを中心に、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。天気の急変、道路の冠水や河川の増水、土砂災害、落雷や突風、降ひょうなどに注意が必要だ。

18日(月)の予想最高気温マップと熱中症予防のポイント

 長引く残暑にも、注意が必要となる。東北以南はほとんどで30℃を超え、関東の内陸は35℃を超える所がある見込み。湿気が多く不快な暑さが続くため、屋外での作業などは熱中症対策が必要となる。日が暮れる時間は明らかに早くなってきたが、空気の質は真夏そのものだ。今夜も部屋の温度管理に注意して、安眠できる状態を確保したい。

暑さいつまで?

19日(火)と20日(水)の天気と気温

 あす(火)は、まとまった雨雲が通過する北日本で、断続的に雨や雷雨となる見込み。東北は日本海側を中心に、局地的に激しい雨が降りそうだ。晴れ間がある東日本でも、午後は内陸を中心に再び激しい雷雨のおそれがある。全国的に気温が高く、関東から西の各地は真夏並みの暑さが続く見通し。20日(水)も、厳しい残暑の続く地域が多くなりそうだ。

週間予報

 週の後半は東・西日本で雨雲が広がるが、この雨によりようやく季節が前に進みそうだ。金曜日ごろまでは、やはり湿気の多さが気になると思われるが、ここ数日のような耐え難い暑さは勢いを弱める見通し。北日本は週末にかけて、北海道を中心に爽やかな秋晴れとなる見込み。東・西日本も週末はまだ気温が高いが、朝晩はエアコンに頼らずに済むくらいにはなりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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