「リーグで最高の選手」敗戦も相手監督が評価した久保建英へ地元紙が称賛の言葉「相手はファウルで止めただけ」

[写真:Getty Images]

試合には敗れたものの、日本代表MF久保建英は高い評価を得ている。

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17日、ラ・リーガ第5節でレアル・ソシエダはアウェイでレアル・マドリーと対戦した。

開幕4連勝中のマドリーと対戦したソシエダ。開始5分には久保のクロスからアンデル・バレネチェアがシュート。GKケパ・アリサバラガに止められるが、バレネチェアが押し込み、ソシエダが先制する。

久保のお膳立てから先制したソシエダだったが、11分に久保が魅せる。ボックス手前でサイドチェンジを受けた久保は左足一閃。強烈なミドルシュートがゴール左に突き刺さるが、ミケル・オヤルサバルがオフサイドを取られてゴールは幻に終わった。

久保はこの試合出色のパフォーマンスを見せ、29分にはカットインからシュートを放つが、GKケパがビッグセーブ。31分には絶妙なクロスを上げるが、ミケル・メリーノのダイビングヘッドは、再びGKケパに阻まれた。

後半マドリーは、早々にフェデリコ・バルベルデが同点ゴールを奪うと、60分にはホセルが逆転ゴール。マドリーは久保をかなり警戒して封じると、ソシエダは反撃できず、2-1で逆転負けを喫した。

古巣相手にフル出場し、負けたものの高いパフォーマンスを見せた久保には、マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督も「非常に危険だった」と評価していた。

スペイン『ElDesmarque』は久保に8点(10点満点)を与え、幻のゴールを称えた。

「主審は素晴らしいゴールを“煙に巻いた”。しかし、これはオヤルサバルのオフサイドが認められた」

「0-1の場面では、バレネチェアにパスを出し、メリーノへの絶妙なクロスは奇跡的にゴールにはならなかった。後半は輝きを失った」

また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』も8点(10点満点)の評価。前半の出来を高く評価している。

「素晴らしい。これまでのリーグで最高の選手だ。時には止められないこともある」

「彼はゴールをお膳立てし、オヤルサバルのポジションによるオフサイドで取り消されたゴールも決めた。カーブをかけたシュートでもう1点を目指したが、ケパに防がれた」

「メリーノへの見事なクロスも上げた。後半、彼らはファウルで彼を止めただけで、目立った存在ではなくなった」

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