世界で最も裕福なコンペティションであるイングランド・プレミアリーグ。
今回は『Capology』から2023-24シーズンのプレミアリーグで最も給与総額が多いクラブのTOP5をご紹介する。
5位:チェルシー
給与総額:1億2880万ポンド(およそ236.41億円)
意外に昨季大きな爆買いをしたチェルシーは5位。この夏に多くの選手を放出したことも影響しているようで、カンテ、マウント、クリバリ、コヴァチッチ、ハヴァーツ、プリシッチ、オーバメヤング、アスピリクエタとかなり人件費を削減できたとか。
ただヨーロッパの大会に一切出場しないということを考えれば、かなり人件費は高いものになっているのは間違いない。
4位:リヴァプール
給与総額:1億3494万ポンド(およそ247.68億円)
今夏のマーケットで遠藤航が加入したリヴァプール。こちらも夏には中盤のメンバーが刷新され、ファビーニョやヘンダーソン、ナビ・ケイタ、ロベルト・フィルミーノ、オックスレイド=チェンバレンらがチームを去っている。
ただモハメド・サラーやフィルヒル・ファン・ダイクらがかなり高額なだけにチェルシーを上回る人件費にはなっているようだ。
3位:アーセナル
給与総額:1億5589万ポンド(およそ286.14億円)
このところ人件費においても着実に順位を上げているアーセナル。2016年以来久しぶりにチャンピオンズリーグ出場権を獲得したこともあって予算が増加しており、このランキングでも3位になった。
今夏はカイ・ハヴァーツらを獲得したことで給与総額を高めているが、その一方でニコラ・ペペとの契約が解除されたことで少し予算の足しになっている様子。
2位:マンチェスター・シティ
給与総額:1億9271万ポンド(およそ353.72億円)
現プレミアリーグ王者であるマンチェスター・シティ。その賃金の大きな部分を占めているのはケヴィン・デ・ブライネとアーリング・ハーランドに支払っているものである。
特にリーグで最も高額な給与を受け取っているのがデ・ブライネであり、ルートン・タウンの給与総額の4倍を一人で手にしている。
1位:マンチェスター・ユナイテッド
給与総額:2億99万ポンド(およそ368.92億円)
最も高額な給与を支払っているクラブはマンチェスター・ユナイテッド。その中でも一番の稼ぎ頭であったクリスティアーノ・ロナウドとダビド・デ・ヘアが退団したことによって圧縮はされたものの、それでもである。
このところなかなかタイトルに手が届いていないクラブであるが、経済的な規模についてはトップである。今季はどこまで成績を伸ばすことができるだろうか。
なお、6位はアストン・ヴィラ、7位はトッテナム、8位はウェストハム、9位はニューカッスル、10位はエヴァートンと続いている。最下位はルートン・タウンで、19位のシェフィールド・ユナイテッドの3分の1以下というのだから凄まじい格差である。