「ただ否定が辛い」難病俳優 バスでの舌打ち、暴言被害を告発「出来る限りのことを全力でやってる」

間瀬翔太のAmebaオフィシャルブログより

難病を罹患した俳優の間瀬翔太(37)が9月14日、「バスで障害者手帳を出したら乗客から舌打ちされた」と明かした。その告発が、ネットで話題となっている。

’19年7月に難病「脳動静脈奇形」を罹患し、現在リハビリ中だという間瀬。14日のブログによるとバスに乗った際、障がい者手帳を提示したところ、運転手が10秒ほど作業をしたという。ところがその時、悲しい出来事が起こったようだ。

《待ってる数秒の間に真後ろに居た【おじいちゃん】が【チッ!】といきなり舌打ちをしてきて最初は、聞き間違えかな?と思って無視をしていたんですが 持っていた傘で入口付近をカンカン叩いたり、わざと聞こえる様な声で「早くしろよ」と言ってくるんです》

《その後も僕の1つ後ろの席に座って、ずーっと「寒いんだよ」「ふざけるな」と何度も言われていました》

間瀬は《僕もなりたくて障害者になった訳でも無いし、生まれつき10万人に1人の難病持ちなのに、なかなかヘビーなパンチはたまに心にまで突き刺さるよね》と心情を吐露。そのいっぽうで、《僕で良かった。他の障害者の方じゃなくて良かったです。明日も皆さんの心に光があります様に》と結んだ。

舌打ちをされたり「ふざけるな」と言われたりと、心ない出来事に遭遇することとなった間瀬。彼のブログは大きな注目を集め、ネットでは《まだまだいるんですね。年齢関係なく手帳持った方に対してそういう言動する方が。凄く悲しく情けない気持ちになります》《障害者の方に非はありません》といった声が上がっている。

そんななか間瀬は17日、自身のInstagramで《障害者手帳がX(旧Twitter)でトレンド入りしていて僕のブログが少しでも障害者の方々に役立てていたなら嬉しいです こういう時なので、障害者の僕達(僕だけかも?)が言われて辛い言葉も書かせてください》と切り出し、こう綴った。

《よく「元気そうじゃん」「髪染めてんなよ」「アクセサリーしてるから健常者と間違われるんだよ」みたいな事を言われるんですが障害者の僕達も出来る限りの世界で出来る限りの事を全力でやっています 応援してくれとは勿論言いません。ただ否定が辛いんです》

するとコメント欄には、障がいを持つ人たちからの共感が続々と寄せられることに。そこには、彼らの本音がこう綴られている。

《同じ脳動静脈奇形患者です。そんなこと言う人達って、障害者は障害者らしくしとけって言いたいんですかね?自分のできる範囲でオシャレを楽しむことに、他人に迷惑かけてないならいいじゃないか。と思います》
《これなんですよね、本当に。具合良くない=格好整ってないは違う》
《私は発達障害と知的があります。みんながするように私もオシャレします。楽しんで生きることはダメでしょうか?》

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