男性死亡…乗るクレーン車、激しく地面にたたきつけられる 10トンのコンテナを落とした反動で 死亡の男性は助手席、負傷しなかった運転手が通報

コンテナ積載作業の男性が死亡

 16日午後6時50分ごろ、埼玉県三郷市彦倉2丁目の産業廃棄物処理場「藤田産業」敷地内で、クレーン車に乗ってコンテナ積載作業をしていた従業員の男性(42)が、コンテナが誤落下した反動で車内で全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 吉川署によると、クレーン車は男性従業員(26)が運転し、42歳男性は助手席に乗っていた。約10トンのコンテナを持ち上げる作業中、何らかの原因でクレーン車とコンテナをつなぐフックが外れた。その反動でクレーン車は上下に揺れ、前方が地面に激しくたたきつけられた。車内にいた42歳男性は胸などを強く打ったという。運転していた男性従業員が通報した。男性従業員にけがはなかった。同署で詳しい状況や事故原因を調べている。

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