
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、GKの入れ替えについて日本代表DF冨安健洋を例に出して語った。クラブ公式サイトが伝えた。
17日、アーセナルはプレミアリーグ第5節でエバートンとアウェイで対戦した。
過去6試合グディソン・パークでは勝利していないアーセナル。苦手とする敵地での試合では、正守護神のイングランド代表GKアーロン・ラムズデールがベンチに座り、今夏ブレントフォードから獲得したスペイン代表GKダビド・ラヤが初出場を果たした。
試合は、アーセナルがボールを握り、試合を支配する展開に。エバートンは守備を固めつつカウンターで攻めようとしたが、ほとんど良い形を作れないまま進む。
前半にはガブリエウ・マルティネッリが完璧な抜け出しからネットを揺らすが、その前のプレーでエディ・エンケティアがオフサイドでありノーゴールに。さらにこのプレーで左ハムストリングを痛めたマルティネッリが交代する事態となる。
アーセナルは攻め立てながらもゴールが遠く、嫌なムードが立ち込めることに。しかし、69分にショートコーナーから完璧に崩すと、最後はレアンドロ・トロサールが技ありゴールを決めて先制。1点を守り切り、苦手とするスタジアムで勝利を収めた。
勝利したアルテタ監督は、守護神の交代について試合後に説明。狙いがあり、そのためにラヤを起用したと明かした。
「我々は選手たちが持つ資質に適応し、彼らの強みを発揮できるように努める」
「特定のことを行うための試合と、他のことを行うための試合があり、私の意見では、それはエバートン戦で非常に重要であり、チームに利益をもたらすことを試みるという決定を下した。ただ、それだけだ」
ラムズデールが悪いということではないと強調したアルテタ監督。その状況はチーム全体で起きており、この試合ベンチからスタートしたブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスや冨安も全く同じ状況であり、対戦相手を考えてベストな11人を起用していくことを口にした。
「ジェズスと同じだし、冨安と同じ。全く同じことだ」
「我々は11人の選手とプレーするが、決して10人+1人や10人、9人ではプレーしない。それは全く同じ状況だ」