厳しい暑さで半日開催多く 秋の運動会シーズン始まる、和歌山

縦割りの対抗戦で綱引きをする生徒(17日、和歌山県田辺市上芳養で)

 和歌山県田辺・西牟婁の小学校や中学校に秋の運動会・体育大会のシーズンが到来した。17日は厳しい暑さのため、午前中で競技を終える学校が多かったが、児童や生徒はグラウンドを駆け回り、会場を盛り上げた。

 田辺市上芳養の上芳養中学校(谷口勝則校長、45人)は縦割りで3組に分かれ、50~800メートル走や長縄跳び、綱引きや全員リレーなどで順位を競い合った。

 今回は新競技として、借り物競走「チョコチョコッとお借りします」があった。勝敗関係なく、みんなで楽しく交流できるようにと、生徒会を中心に企画した。

 借り物のお題は「バレー部員」や「眼鏡をかけた人」など。「学校一のイケメン」というお題で谷口校長が生徒に連れられてゴールする場面もあった。

 生徒会長の中道夢望さんは「半日開催で競技が少ない中、何かできないかと(借り物競走を)考えた。みんなで楽しい思い出がつくれてよかった」と話した。

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