アイナ・ジ・エンドが大阪でゲリラライブ、3000人が集結

2023年6月に解散した楽器を持たないパンクバンド・BiSHのメンバーで、現在はソロシンガーとして活動中のアイナ・ジ・エンドが9月17日、大阪・アメリカ村の三角公園前(大阪市中央区)にサプライズで登場。自身が主演をつとめる映画の主人公・キリエとしてゲリラライブをおこなった。

地元・大阪でゲリラライブをおこなったアイナ・ジ・エンド(9月17日・大阪市内) Photo by sotobayashi kenta

岩井俊二が監督をつとめる映画『キリエのうた』の公式X(旧ツイッター)に、「明日は大阪にいます」という文言とギターケースの写真が投稿され、大阪にキリエが来るのでは!?とざわついた前日。詳細は明かされなかったものの、ファンたちは思い思いに会場を予想。イベント開始の約1時間半前、公式Xにて会場と時間が発表されると、多くの観客がアメ村・三角公園に集まった。

定刻を迎え、アメ村「RIBIA.TV」2階のオープンステージにアイナが登場すると、3000人の観客の大歓声が周辺に響き渡り、アイナは映画の主題歌である『キリエ・憐みの賛歌』を熱唱。「はじめまして、アイナ・ジ・エンドです。今日はキリエとして来ました。今歌った曲は小林武史さんが書いてくれた曲です。とてもうれしいです。今日は最後まで楽しんでいってください!」と挨拶。会場はさらに盛り上がった。

そして、10月18日にリリースされるKyrie名義のニューアルバム『DEBUT』から『幻影』『燃え尽きる月』をしっとりと披露。そして最後、劇中でも印象的なシーンで使用されている『名前のない街』を柵から身を乗り出すように、観客に語りかけるように心を込めて歌い上げ、周辺一帯がキリエの歌声の余韻に包まれた。

約30分のゲリラライブを終えたアイナは、「楽しかったです! また会おうね。ありがとう!!」と観客に挨拶。興奮と感動で熱気に満ちた会場からは、大歓声と響き渡る拍手が止まらなかった。映画『キリエのうた』にはアイナのほか、松村北斗(SixTONES)、黒木華、広瀬すずら豪華俳優陣がメインキャストとして出演。10月13日に公開される。

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