古巣レアルに敗戦も…久保建英への賛辞止まず「これまでのリーグで最高の選手」「もはや目新しいプレーでもない」

写真:ソシエダで躍進する久保 ⓒGetty Images

現地時間9月17日に行われたラ・リーガ第5節のレアル・マドリードvsレアル・ソシエダの一戦が行われ、レアル・ソシエダが1-2で敗れた。レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たし、チームの攻撃をけん引した。

レアル・マドリードの本拠地『エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ』に乗り込んだレアル・ソシエダは、前半5分にスペイン人FWアンデル・バレネチェアのゴールが決まり、早くも先制に成功する。31分には、古巣対決で先発した久保が決定機を創出。ペナルティエリア内でボールを持った久保は、タイミングをはかってからゴール前に絶妙な浮き球パスを供給する。これにスペイン代表MFミケル・メリーノが頭で合わせるも、鋭いシュートがスペイン代表GKケパ・アリサバラガにセーブされたことで、久保にアシストがつくことはなかった。

すると、後半に入ってレアル・マドリードが反撃。46分にウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、60分にスペイン代表FWホセルがゴールネットを揺らし、一気に逆転する。その後、レアル・ソシエダはゴールを奪うことができず、1-2で敗れた。

試合には敗れたものの、かつての古巣にとって常に脅威的な存在であり続けた久保には、各方面から称賛の声が集まった。スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』は「実にスペクタクル。これまでのスペインリーグで最高の選手」と激賞。レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督は「もはや、今日の彼のプレーは目新しいものではなかった。タケの才能をあらためてここで明かす必要もないだろう」と、説明不要の活躍だったことを示唆した。

また、対戦相手のレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、久保とマッチアップしていたスペイン人DFフラン・ガルシアが2アシストを記録した点について試合後のインタビューで問われると「クボがとても良かったから、フランは苦しんでいたよ」と回答。久保のパフォーマンスが高かったことを認めていた。

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