TLS、カール・ツァイス コンタックスの交換レンズをリハウジング化。写真家の間で評価の高いスチルレンズをシネマレンズ化[IBC2023]

英国のレンズリハウジング・サービス・プロバイダー、True Lens Servicesは、カール・ツァイス コンタックスシリーズのリハウスモデルを2024年に発売する。実機をIBC 2023で初披露した。

ヤシカ・京セラのカール・ツァイス コンタックスシリーズは、伝説的なツァイス Super Speedsとほぼ同じ70年代に最初にリリースされ、レンズは有名なT*コーティングと素晴らしい光学設計を特徴としている。ただし、そのスチル写真向けの機構とヤシカ・京セラのネイティブマウントのために動画撮影では最大限に活用できなかった。TLSでは、コンタックスの美しい光学系をTLS製造のコンポーネントに置き換えてフルシネマレンズ化を實現したという。

  • フォーカスの回転角は300°で非線形カムを使用することによりフォーカスマークを均一に分散
  • 元のアイリスから円形アイリスに交換することが可能。交換によってどの絞りで撮影しても理想的なボケ味を実現可能
  • フォーカスギアとアイリスギアはマウント側に配置
  • 個別にマークされたフォーカススケール
  • フロント直径は95mmに固定で伸縮なし
  • 本来の個性を表現するための光学的な調整済み

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