《文科大臣は「お手伝い」役ではない》新文科相に就任の盛山氏「正直、名案はない」回答に批判殺到

(写真:時事通信)

13日、岸田首相は内閣改造の顔ぶれを発表し、文科省大臣として新しく盛山正仁氏(69)を任命した。翌14日、就任後初の記者会見に臨んだ森山氏。だが、その発言が波紋を呼んでいる。

会見内で教員の成り手不足について問われると、「正直、名案はございません」と率直すぎる反応をみせた盛山氏。「どこであっても、働き手が不足している。そんななかで教員について特に、他の分野以上に特に厳しいんじゃないか。こういうふうなことが言われているということではないかと思います」とその厳しさについて強調した。

さらに、要因とされている長時間労働については「子供の未来を作っていこう、そういうふうに思っていただけるのか。そういうふうに思えるような職場環境というか労働環境というか。それをどのように作っていくことができるか、それのお手伝いをこれからできる限りしていくことができればなと思っています」と述べた。

盛山氏のこの「正直、名案はない」「お手伝いをしていく」などのどこか”他人事”な発言に、SNS上では批判が殺到。

《長時間労働の解消に向け「お手伝いをできる限りしていきたい」 こんな甘っちょろい言い方では、絶対にできない。 厳しいなんてレベルじゃないんです。 「私の在任中に必ずやる」とは言わない。 盛山文科相も、何一つ実行できずに退任することを、ここに断言します。》
《文科大臣は「お手伝い」役ではない。「長時間労働の解消に向け、具体的な方策を早急に取りまとめるように関係各所に指示をした」とか言うべき。》
《大臣ってお手伝いだったんだ。オイラはまた、先頭に立つ人だと思ってた。》
《盛山さん。いきなり本音をぶっちゃけてるところが正直で面白い。あんなん言うたら、普通に教員志望者は更に減るだろう。一体、何を考えているんだろうか。》
《お手伝いではなく率先してよりよい教育に向けてリーダーシップをとっていく。ぐらいは言ってほしいものです。》
《「(改革の)お手伝いをしたい」 「お手伝い」じゃなくて、本気の取り組みをしてほしい。 就任直後ぐらいは景気のいい話をぶっ放してくれよ。》

大臣になったからには「お手伝い」という意気込みではなく、リーダーとして本気で解決していく姿勢を見せてほしいものだーー。

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