藤井聡太七冠が考え込む場面も… 9人の子どもたちと対局指導 「みなさんのセンスの良さを感じた」

愛知県瀬戸市出身の藤井聡太七冠が、16日に名古屋城で開かれた小中学生を対象にした将棋の大会で指導対局を行いました。

16日、本丸御殿で行われた「名古屋城こども王位戦」。会場に招かれたのは愛知県瀬戸市出身の藤井聡太七冠です。

子ども達の憧れの棋士が目の前に。

8月に行われたこども王位戦の予選大会には、小学1年から中学3年までの757人が参加し、その激戦を勝ち抜いた各学年の優勝者9人が、藤井七冠の前に顔をそろえ指導対局に挑みました。

真剣な表情の子どもたち。

藤井七冠は一度に9人と対局。時折、藤井七冠が時折考え込む場面もありました。対局後は直接、アドバイスです。

(藤井聡太七冠)
「大駒をうまく使えたらこちらが苦しくなると思うので、今度意識してやってみてください」

指導対局終了後の挨拶では…。

(藤井聡太七冠)
「こちらが気付いていないような鋭い手が飛んでくることも多くて、本当に皆さんのセンスの良さをすごく感じた」

憧れの棋士と対局した中学生たちは…

(中学3年生)
「すごく緊張しましたし、(藤井七冠と)対局できる機会もほとんどないと思うので、貴重な経験ができてよかった」

(中学1年生)
「『隙をついて仕掛けたのがセンスがいい』と言われました。(藤井七冠には)八冠をとってほしい」

八冠制覇をかけ注目が集まっている王座戦五番勝負。9月12日の第2局では、藤井七冠は13時間を超える激闘を制し、1勝1敗のタイに戻しました。次の第3局・名古屋決戦で勝てば八冠にいよいよ王手をかけることになります。

一方の永瀬拓矢王座は5連覇達成に王手となるか。防衛すれば「名誉王座」を獲得します。

王座戦の第3局は、未来を担う子ども達の期待も背負って9月27日に名古屋マリオットアソシアホテルで行われます。

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