韓国ボーイズグループ・SF9からロウンが脱退 俳優をメインにソロ活動専念

9人組のボーイズグループとして韓国、日本でも活動しているSF9(エスエフナイン)のメンバー・ロウンが18日、グループを脱退することを発表した。

所属事務所のFNCエンターテインメントは同日、公式ホームページに「SF9の活動関連を案内いたします」と掲示とし、案内文で「2016年にデビューして7年間、所属アーティストとして活動してきたSF9は、9月18日に一次契約の終了を迎えました。全メンバーが当社と再契約を結んだSF9は、ロウンを除く8人体制でもう一度羽ばたきます」とし、ロウンは俳優業をメインに個人活動に専念する予定であることを併せて伝えた。

また「活動の方向は違いますが、いつでもSF9の9人目のメンバーとして存在するロウンと、グループ活動を継続する8人のメンバーは互いに応援し合い、ファンの皆さんに良い姿をお見せするため、それぞれの道で最善を尽くします」と宣言。

最後に「ファンの皆さん、これからもSF9とロウンにたくさんの関心と声援をお願いいたします」と締めた。

ロウンは2016年、SF9のメンバーとしてデビュー。2017年にドラマ「恋するレモネード」で俳優業を開始して以降、若手俳優として躍進し「偶然見つけたハル」「先輩、その口紅塗らないで」「恋慕」「明日」などに出演、多くのドラマでメインキャストを務めている。8月23日からは主演作「この恋は不可抗力」が放送を開始したばかりだ。

グループを脱退することになったロウンも、同日にファンカフェへ直筆の手紙を投稿。自身の思いと、新たな挑戦をファンに報告した。

<以下、ロウン手紙>
こんにちは、ロウンです。

どんな言葉で始めるべきなのか、たくさん悩みました。久しぶりに筆を執るので、実は少し怖いです。

さまざまな活動を通して新しいことに挑戦し、自分に厳しくしてきた僕自身に、少しだけ慣れた気がします。

大なり小なりの誤解に対して、一つずつ申し開きをすることができないもどかしさがありましたが、いつかきっと僕の誠実な気持ちが伝わるだろうと思い、目の前にあるやるべき仕事に集中しながら、日々を過ごしていました。

関心を集め応援される分、嫌われることもあるだろうと頭では分かっていましたが、僕は少し弱いみたいです。時として誤解を招くことがあれば「それは違う」と、立ち向かう勇気が必要な時もあるのに、いつも隠すことに忙しい毎日でした。

そんな僕の安易な態度に傷つき、寂しさを感じているファンの方がいらっしゃったら、本当に申し訳ないです。

これまでと違う僕の姿に違和感を覚えられたのなら、それもやはり僕が隠して来てしまったせいで、寂しい思いをされたと思います。心よりお詫びしたいです。

これまでの7年間、一つ一つの大切な思い出に、感謝の気持ちで活動して来ました。僕の人生を振り返ったら、つづる言葉は感謝しかありません。それは他でもない、皆さんのおかげです。

今年で27歳。新しい挑戦をしてみようと思います。どうやって話すべきか、どこから話をすべきなのか本当に迷っていたのですが、勇気を出して「新たな挑戦がしたい」と言うことをお伝えしたいです。

27歳のキム・ソグ(ロウンの本名)が、責任ある人生を歩めるよう見守っていてください。皆さんが記憶する僕のままだと思います。

僕は皆さんに、心から感謝します。愛情込めて見守ってくださったらありがたいです。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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