「ちまた」投稿文で作った歌披露 岡山、松原さん友の会で弾き語り

歌を披露する松原さん

 本紙「ちまた」「泉」欄などへの投稿者でつくる「ちまた友の会」は18日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで、同市東区のボイスクリエーター・松原徹さん(63)のステージショーを行い、会員ら約100人が親睦を深めた。

 松原さんは、ちまた欄の「方言ばあじゃ」に投稿されたエッセーを基に作った3曲をギターの弾き語りで披露。90代まで農作業に励んだ亡父を描いた曲「天国(そっち)でどねえしょんでぇ」では、穏やかなリズムで優しく歌い上げ、会場の涙を誘った。

 「文章を書くことと同じように、声を出すことも心の浄化作用がある」と強調。横隔膜を使ってしっかり発声する方法を説明した後、会員らと一緒に歌謡曲「ここに幸あり」を合唱した。

 農業の女性(73)=岡山県里庄町=は「声を出すのは気持ちが良く、元気になった」と笑顔だった。

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