散歩時間を長くする必要がある犬種5選!何分くらい行くのがベスト?回数はどれくらい?

同体格の他の犬種に比べて運動量が多く必要な犬種たち

一般的に犬種の中でも大型犬は、他の犬種に比べて多くの運動量が必要だとされています。しかし、大型犬の中でも特に運動量が必要な犬種も存在しますし、小型犬や中型犬でも大型犬並みの運動量が必要な犬種がいます。ご存知でしょうか。

元々狩猟犬として活躍していた犬種や、体力を必要とする仕事を担ってきた犬種、運動能力の高い犬種などが当てはまる傾向にあります。

「小型犬だから散歩量は少しでいいだろう」と考えていたら、実は運動量が足りておらず運動不足に陥っていた…というケースもあるので、愛犬に合った運動量を正確に把握しておきましょう。

回数や時間は?散歩時間を長くする必要がある犬種5選

特にたくさんの散歩時間を必要とする犬種とは、どのような犬種が当てはまるのでしょうか。ここでは同じ体格の犬種たちと比較して、必要な散歩量が多い犬種を5種厳選してご紹介します。

1.シベリアンハスキー

寒い地方で犬ぞりをする犬種として知られているシベリアンハスキーは、大型犬の中でも特に体力のある犬種です。そのため、1日2回、1回1時間〜1時間半の散歩を必要とします。

また、のんびりと歩いているだけでは満足できない犬が多い犬種なので、途中で走ったり公園などで追いかけっこをしてみたりと工夫を取り入れてあげる必要があります。

2.ジャーマン・シェパード・ドッグ

警察犬や軍用犬として活躍しているジャーマン・シェパード・ドッグ(通称:シェパード)は、牧羊犬の血を引いていることもあり、他の犬種に比べても体力があることから、多くの運動量が必要です。

1日2回、1回1時間〜1時間半の散歩が必要とされています。また、散歩だけでなく屋外でのボール遊びやアジリティなど、他にも体を動かす遊びを取り入れてあげる必要があります。

3.ボーダーコリー

犬の中でも最も賢い犬種として知られているボーダーコリーは、牧羊犬としても活躍する犬種なので多くの運動量を必要とします。

一般的に1日2回、1回1時間以上と大型犬並みの散歩量が必要です。また散歩だけでなく、頭を使いながら体を動かす遊び(アジリティトレーニングなど)を好むので、散歩以外にも別の運動を取り入れてあげましょう。

4.ジャックラッセルテリア

ジャックラッセルテリアは、小さな体格の小型犬に分類される犬種です。しかし、大型犬にも負けず劣らぬ体力を持つ犬種なので、1日2回、1回1時間程度の散歩が必要とされています。

狩猟犬として活躍していた頃の本能から、動くものを追いかける習性が非常に強く、ボールを使ったレトリーブ遊びなども好みます。

5.ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャーは、小さなドーベルマンと呼ばれるように筋肉質な体格を持つ小型犬です。ジャックラッセルテリアと同様に、大型犬並みの体力を保有しているので、朝晩2回、1回1時間程度の散歩が欠かせません。

また、休日などを利用してドッグランに連れて行き、自由に走り回らせるといった遊びを取り入れてあげると運動不足解消になります。

まとめ

いかがでしたか。今回紹介した犬種以外にも、同じ体格の犬種に比べて運動量を多く必要とする犬種は多くいます。愛犬の犬種が実際はどのくらいの運動量を必要としているのか、ぜひ改めて確認しましょう。

(獣医師監修:寺脇寛子)

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