タクシン氏、来年2月に仮釈放も タイ政府が見解

タイのタクシン元首相

 【バンコク共同】タイ政府矯正局の報道官は18日、在任中の汚職罪などで1年の刑期に服しているタクシン元首相(74)が、早ければ来年2月に仮釈放の資格を手にするとの見解を明らかにした。タクシン氏は国外逃亡を終えて今年8月に帰国。8年の刑期を言い渡され、国王の恩赦で1年に短縮された。高血圧などを理由に警察病院に入院中。

 報道官によると、70歳以上の受刑者に適用される規定により、タクシン氏は刑期のうち6カ月間を務めれば仮釈放の資格が生じる。タクシン氏側が申請すれば、当局の審査を経て仮釈放の可否が決まるという。

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