近年ドーピング検査で出場停止になったスター5名

スポーツ選手にはかならずつきまとってくるドーピングの問題。市販されている薬すらもなかなか服用することができない。

今回は『Planet Football』から「ドーピング検査で出場停止になったスター選手」をお送りする。

ポール・ポグバ

出場停止時の所属:ユヴェントス

検出された成分:テストステロン

8月20日に行われたウディネーゼ戦、ユヴェントスが3-0と勝利したあとに行われた抜き打ちの検査でポグバは陽性反応を示し、暫定的に出場停止処分を受けることになった。

この検査においては持久力などを高めるテストステロンのレベルが高すぎたことが明らかになっている。今後Bサンプルの分析が行われる予定だ。もし故意の違反とされれば2~4年の出場停止にも。

アンドレ・オナナ

出場停止時の所属:アヤックス

検出された成分:フロセミド

現在マンチェスター・ユナイテッドでプレーしているカメルーン代表GKアンドレ・オナナは、2021年2月に禁止薬物フロセミドの陽性反応を示し、UEFAから12ヶ月の出場停止処分を受けた。

妊娠中の妻が持っていた薬を誤って服用したとされ、オナナはそれに控訴。出場停止は12ヶ月から9ヶ月に短縮されたものの、彼のアヤックスでのキャリアはやや不幸な終わりになってしまった。

サミル・ナスリ

出場停止時の所属:アンタルヤスポル

検出された成分:静脈治療

彼の場合はドーピング規定への違反によって出場停止を受けたケースだ。セビージャに所属していた2016年12月にアメリカで静脈内注射による治療を受けたことが明らかになり、活動停止処分を言い渡された。

当時トルコに移籍したばかりであったが、最終的に出場停止は2017年7月からの18ヶ月という長さとなったこともあり、アンタルヤスポルとの契約は解除されることになった。

ママドゥ・サコ

出場停止時の所属:リヴァプール

検出された成分:ヒゲナミン

サコの場合は逆にドーピング検査で被害を受けた側であった。2016年3月のマンチェスター・ユナイテッド戦で検査を受けた際にヒゲナミンの陽性反応を示し、それから30日の暫定出場停止を受けた。

ただ5月には物質が禁止薬物リストに入っていないことが判明して禁止処分が撤回に。当然ながらサコは世界反ドーピング機構を相手取って法的措置に出て、最終的に名誉毀損で多額の損害倍書を勝ち取っている。

フレッジ

出場停止時の所属:シャフタール・ドネツク

検出された成分:ヒドロクロロチアジド

昨季までマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたブラジル人MFフレッジ。彼がドーピング検査で陽性反応を示したのは2015年のコパ・アメリカであった。サンプルからは利尿薬のヒドロクロロチアジドが検出されたという。

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南米サッカー連盟から1年間の出場停止処分を受けたものの、当時はシャフタール・ドネツクでのプレーは認められていた。しかし世界反ドーピング機構とFIFAがそれに訴えを起こし、最終的にはクラブでも2017年3月から7月までの出場停止を言い渡されている。

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