ナビタイム、送迎バスのリアルタイム位置情報配信サービス提供開始

株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、「送迎バスクラウド by NAVITIME」を9月13日より提供開始すると発表した。利用検討に向けて、無料トライアルも用意しているという。

同サービスは、送迎バスの利用者、管理する事業者、ドライバー(運転手)、それぞれが運行時に抱える課題を解決する業務支援サービスだ。事業者がリアルタイムに送迎バスの位置情報を把握し、バス利用者向けに配信する仕組みをワンパッケージで提供する。スマートフォン(GPS)とパソコン端末があれば、専用機器の搭載や、複雑なシステムの導入や連携をすることなくすぐに利用開始できる。

また、同サービスでは、停車する各バス停、運行ルート、バス車両を登録すると、そのデータを基に、位置情報が配信される。具体的には、ドライバーがアプリを起動してバスに乗車するとGPSが配信される。このGPS情報により、管理者や利用者の画面上で、どのルート上で、どのバスが、どこにいるか、といった情報をリアルタイムに確認できるという仕組みだ。

さらに、同サービスは、学校や病院、企業、店舗・宿泊施設など、さまざまな業界で、送迎バスを運行している事業者も活用できる。鉄道代行バス等の臨時的な情報配信、簡易に位置情報配信をしたい路線バス・コミュニティバスなどにも活用可能だ。

なお、ナビタイムジャパンは、今後も同サービスの提供を通じて、送迎バスを運行される事業者の業務効率化と、利用者の安心・快適な移動を支援できればと述べている。

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