敬老の日の9月18日、新潟市北区の特別養護老人ホーム「愛宕の園」で、入居者の家族を招いての敬老会が開かれた。新型コロナウイルス禍による面会制限を経て、多くの家族連れが集まったのは4年ぶり。仕切りのない空間で会話を弾ませ、ステージイベントなどを楽しんだ。
愛宕の園は毎年、家族も呼んで敬老会を開いてきたが、感染防止のため過去3年間は入居者のみで実施した。
18日は入居者ら約70人と7組の家族が参加。ホームの玄関前でアルビレックスチアリーダーズのダンスを見たり、家族写真を撮影したりと和やかな時間を過ごした。
6月に白寿を迎えた女性(99)の元には家族5人が訪れた。ひ孫(6)が「いつまでも元気でいてね」と書いた手紙を手渡すと、チエさんは「忙しいのにありがとう」と喜んでいた。
施設長の倉島政勝さん(59)は「ようやく元の形で開催でき、皆さんに喜んでもらえてうれしい」と話していた。