政治家、小説家…偉人の書画から感じる人間性/岡山市の岡山・吉兆庵美術館で展示会【岡山市】

歴史に名を刻む偉人の人間性を書画などに書いた筆跡から感じてもらおうという展示会が、岡山市北区の岡山・吉兆庵美術館で開かれています。11月12日まで。
美術館のコレクションの中から政治家や小説家、詩人や歌人など35人、およそ60点を展示しています。
縦に一気に筆を走らせたり、大きく弧を描いたりする筆遣い筆遣いの伊藤博文の書からは、並みでは収まりきれないエネルギーが感じられます。
北原白秋の色紙は、一行一行うねるような筆跡が欲望の強さに加え、音楽の秀でている秀でていることがうかがえます。
このほか、イギリス留学中の夏目漱石が四女の愛子に宛てた絵はがきや、夫・鉄幹を元気づけようと書いた与謝野晶子の百首屏風なども展示されています。

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