レイズが新球場建設へ 2028年から新本拠地として使用するプラン

日本時間9月19日、地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者が報じたところによると、レイズはセントピーターズバーグのダウンタウンに新球場を建設する契約について、日本時間9月20日に正式発表を行う予定となっているようだ。レイズは新球場に関する契約について、現時点では言及を避けているが、レイズ、セントピーターズバーグ市、ピネラス郡の三者が日本時間9月20日に本拠地トロピカーナ・フィールドで何らかの発表を行う予定であることを明らかにしている。

新球場はトロピカーナ・フィールドの近くに建設される予定となっており、現在の本拠地であるトロピカーナ・フィールドとの30年契約が2027年シーズン終了後に切れるため、2028年シーズンからレイズの新本拠地として使用される予定だという。レイズ側の計画は、固定された屋根を持つドーム球場で、フィールドは人工芝、キャパシティは3万人前後を予定している。レイズ、セントピーターズバーグ市、ピネラス郡の三者のパートナーシップによって建設される予定だが、レイズのスチュアート・スターンバーグ・オーナーによると、費用の半分以上はレイズが負担する見込みのようだ。

レイズの新球場探しがスタートしたのは、ここ最近の話ではなく、約16年前までさかのぼる。2007年11月にアル・ラング・スタジアム跡地での新球場計画を発表したことがあり、2018年にはイーバーシティでの新球場計画についてヒルズボロー郡との合意に至らなかった。2022年1月にはセントピーターズバーグとモントリオールの2都市を本拠地とする「姉妹都市」計画を立てていたが、MLB理事会によって、この計画は却下されてしまった。

そうした紆余曲折の16年間を経て、ようやく新球場に関する契約を発表する段階までこぎつけたレイズ。過去には本拠地移転の可能性も取り沙汰されたが、引き続きセントピーターズバーグのダウンタウンに本拠地を置くことになりそうだ。

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