12年ぶりの八丈町長選挙 4選果たした山下町長に聞く

9月17日に投開票が行われた八丈町長選挙で、4回目の当選を果たした山下町長と中継を結び、お話を伺っていきます。

まずは今回の八丈町長選挙の結果を振り返ります。八丈町長選挙は、自民党・公明党が推薦した現職の山下奉也さんが2306票と、都民ファーストの会が推薦した山下崇さんに千票以上の差をつけて4選を果たしました。選挙戦で山下町長は、3期の実績として農業や漁業といった一次産業の充実や水道料金の免除を訴えていました。投票率は63.97%で、前回2011年に行われた町長選の77.06%を大きく下回りました。

Q:まずは今年の施政方針でも八丈町の「最大の課題」と表現していた人口減少について、最盛期の1950年ごろには約13000人の人口が、去年7000人を下回りました。こちらについてはいかがでしょうか?

山下町長:「人口減少をどのように抑えるか?減少幅を抑えることが重要。一次産業(水産・農業)を進行しながら観光へ結びつけたい」

Q:八丈町の柱でもある観光について、コロナ前の2019年には年間12万人以上いた来島者が、コロナ禍で6万人台に落ち込みました。その後、島のコロナ禍からの復活はいかがでしょうか?

山下町長:「約9割は戻っています。今後外国人の来島者に自然・文化を結びつけて観光振興を考えています」

Q:山下町長、4期目となる今回は、農業、漁業などの一次産業のさらなる充実を訴えて当選されました。今後どのようにしていくお考えですか?

山下町長:「八丈の産業は自然の恵みを生かした産業振興です。水産業などは魚種が変わっても振興していきたい」

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