集団行動の大切さ 通学合宿で学ぶ 壱岐・筒城小 

座禅を組む子どもたち=壱岐市、西福寺

 長崎県壱岐市石田町の市立筒城(つつき)小(矢野貞弘校長、37人)の児童が13~16日、同町の西福寺で通学合宿に取り組んだ。
 学校運営協議会「白砂の会」(山本富恵会長)と同校が2005年度から始めた。新型コロナウイルス禍で夕食や宿泊を自粛していたが、4年ぶりに3泊4日で実施した。
 5、6年生12人全員が帰宅せず寺から通学。夕食作りや片付け、入浴、宿題、就寝準備などを通して集団行動を学んだ。村部崇祐住職の指導で写経や座禅にも挑戦した。
 同町の白沙(はくさ)八幡神社の村田徹郎宮司が、筒城地区の11神社とそこに祭られた神々を紹介。児童の保護者でヨガ教室を開いている梶田広大さん(42)がヨガを教えた。
 合宿を終えた5年の山口笑舞さん(11)は「準備や片付けなどいろいろ難しかったが、自分で動けた。寝る前にみんなと話すのが楽しかった」と話した。

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