葬儀に関する後悔や心残りの「弔い不足」を解消するための新サービス「リビング法事」を、メモリアルアートの大野屋が開始

仏事関連総合サービスで知られる、株式会社メモリアルアートの大野屋(以下、大野屋)が9月15日(金)に、東京都小平市のフューネラルリビング小平にて、「私とみんなの法事サービス~リビング法事~」メディア発表会を行なった。

大野屋によると、近年、葬儀は小規模化・簡素化される傾向があるが、それと同時に「弔い不足」といった問題が起きているという。

弔い不足とは、故人と関係のあった人々が葬儀に関して「お別れの時間が足りなかった」「後から亡くなったことを知り葬儀に参列できなかった」「もう一度お別れする機会が欲しい」などと後悔や心残りを感じている現象のことを指す。

こうした弔い不足を解消するために大野屋が始める、新たなサービスが「リビング法事」である。リビング法事とは、その言葉どおり、リビングのようにくつろげる空間で、故人の思い出を語り合う、新しいスタイルの法事のことである。

大野屋は法事を葬儀のアフターサービスと捉え、葬儀で遺族や参加者が弔い不足を感じた場合、リビング法事によって弔い不足を解消する場を提供しようと考えているのだ。

例えば、従来の法事は遺族や親族が集まるものだが、リビング法事においては親族以外の親しい友人なども招くことを大野屋は提案している。そうすることで、葬儀に参列できなかった人をケアすることもできるのだ。

今回の発表会は、リビング法事の会場となるフューネラルリビング小平で行なわれ、リビング法事での祭壇や会食なども披露された。

「故人は野球観戦が趣味で、オムレツ、ひまわりが好き」という想定で祭壇などが作られていて、祭壇には野球にまつわるものが置かれ、会場の至るところにひまわりが飾られ、会食メニューにはオムレツが組み込まれた。

故人ゆかりの品々に触れることで、リビング法事の参列者は故人の思い出をよりしっかりと深く語り合えるようになるという狙いがあるのだ。

リビング法事の提供は9月15日(金)よりスタート。サービスの対象となるのは、大野屋にて過去に葬儀を施行した人だ。会場は家族葬専用式場で、貸切で利用できるフューネラルリビング小平。基本料金は食事なしで6万円より、食事有りで10万円より。

今後はフューネラルリビング小平だけでなく、フューネラルリビング横浜と多摩地区にて開業予定の新たな施設でもリビング法事に対応していく予定だ。

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