ニセ電話詐欺を二度防ぎ 功労店舗に感謝状 長崎県警

感謝状を受け取った大川さん(中央)=浦上署

 ニセ電話詐欺の被害を二度にわたり防いだとして、長崎県警は15日、セブン-イレブン長崎滑石3丁目店をニセ電話詐欺被害の未然防止功労店舗に選び、平井隆史生活安全部長がオーナーの大川祥二さん(63)に感謝状を贈った。
 同店は3月31日と7月14日、パソコンの修理費用名目で電子マネーカードを購入しようとした高齢男性に理由を尋ね、近くの交番に通報するなどしてニセ電話詐欺の被害を防いだ。
 大川さんは同店で詐欺被害に遭った客がいた経験から「二度と被害者を出したくない」という思いを抱いていた。従業員が詐欺被害を防いだ3月以降、声のかけ方などを他の従業員と共有する取り組みを強化してきた。
 浦上署で感謝状贈呈式があり、大川さんは「一度防いだことでスタッフの士気も高まった。これからも声かけを続けていき、被害を出さないようにしたい」と話した。県警生活安全企画課によると、功労店舗に選ばれたのは今年3店舗目。

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