首相、国連総会へ出発 米NYで一般討論演説へ

米ニューヨークで開かれる国連総会に出席するため、羽田空港を出発する岸田首相(中央)=19日午前

 岸田文雄首相は19日午前、米ニューヨークで開かれる国連総会に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。20日午前(現地時間19日夜)に国連総会の一般討論演説に臨む。ロシアによるウクライナ侵攻で国際秩序が揺らぐ中、分断や対立ではなく、協調に向けた世界を目指す考えを発信。核軍縮の必要性を主張する方針だ。

 出発前に官邸で記者団の質問に答え、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の成果を発展させていくと強調。「人間の安全保障や人間中心の国際協力といった日本ならではの考え方を国際社会に発信したい」と述べた。

 滞在中にイラン、モンゴルの大統領との会談を予定していると説明した。

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