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WRC世界ラリー選手権の単独タイヤサプライヤーを務めているピレリは、2025~2027年シーズンのタイヤ供給メーカーを決定する入札に立候補していないことを明らかにした。
イタリアのメーカーは、フランスのミシュランと入れ替わるかたちで2021年シーズンより世界選手権にコミット。以来、シリーズの単独タイヤサプライヤーとして、アスファルト用の『Pゼロ』およびレインタイヤ『チントゥラート』、グラベル(未舗装路)タイヤの『スコーピオン』、スノー/アイス路面で威力を発揮する『ソットゼロ』の各シリーズをラリーイベントごとに供給してきた。
しかし、同社とWRCのパートナーシップは来季2024年の契約満了をもって終了することになるという。
ピレリは2025~27年期の入札に参加しない理由について、「3年前にパートナーシップが結ばれた時点で設定した目標が達成されたため」と説明した。
なお、世界350以上のモータースポーツ・シリーズに関わる同社は、WRCとの契約が満了した後もラリー競技にコミットするとし、現在参戦している他のすべてのシリーズへの参戦を継続すると発表。
この中には、ピレリタイヤを履くヒョンデi20 Nラリー2をドライブし、非欧州出身ドライバーとして初めてヘイデン・パッドンがシリーズチャンピオンとなったERCヨーロッパ・ラリー選手権も含まれるという。
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