台風13号による記録的な大雨で特に大きな被害を受けた千葉県茂原市。
3連休最終日となる18日も、被災した住宅などに災害ボランティアが派遣され、復旧作業が行われました。
被災した女性は―
「泥水というか、すごい濁流で庭が泡だらけになった。怖かった」
台風13号に伴う大雨の影響で、茂原市内にあるこちらの家では、家の裏にある山から敷地内に大量の土砂が流れ込むなどの被害に遭いました。
この家に住む女性は17日から、災害ボランティアによる支援を受けはじめ、18日も約20人のボランティアが復旧作業に訪れました。
作業は炎天下の中、進められ、ボランティアに参加した人たちは、多いところで30センチ以上積もった土をスコップと一輪車で着実に撤去していきました。
被災した女性は―
「助かった。みなさんよくやって頂いて、この暑い中本当に助かる」
茂原市災害ボランティアセンターによりますと、18日までに105件の家財の片付けや土砂の掻き出しなどを行ったということです。
この3連休も延べ350人のボランティアが被災地に派遣されたということで、今後も当面の間、復旧作業を続けていくとしています。
ボランティアに参加した人は―
「地域の中で一緒になってやっていると心が通じ合う。中には自然と頭を下げてくれる人もいて、お互い助け合いましょうということでやっている」
「あすは我が身かなという部分があるので、できることはさせてもらいたい」
「ここまで土が来ていたのがきれいになったので、あとは上の土砂をきれいに片づけられれば。土のうに詰めて次の災害に備えてと聞いているので、そこまでできればと思っている。どこまでできるかなと思っていたが、きのうの作業ですごく喜ばれたので、それが何よりとてもうれしかった」