こんぴら歌舞伎、再開へ 香川で来春、5年ぶり

 香川県琴平町は19日、新型コロナウイルス禍などの影響で中止が続いていた毎年4月の恒例行事「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の来春開催を目指す方針を決めた。開催すれば5年ぶり。公演準備費約386万円を盛り込んだ一般会計補正予算を町議会が可決した。

 公演を担う松竹(東京)と協議を進め、11月下旬ごろに正式決定する。

 こんぴら歌舞伎は、現存する日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」(金丸座)で1985年から開催している。舞台と客席の距離が近く、臨場感を味わえるのが特徴。金丸座は2020年秋からの耐震工事を終え、昨年4月に竣工式を開いた。

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