この冬は「暖冬」の可能性かなり高く 雪の降る量も少ない予想 12月~2月の天候予報を発表 気象庁

19日午後2時、気象庁はこの冬の天候の予報を発表しました。中国地方は「暖冬」になる可能性が高くなっています。

気象庁は、9月のこの時期に、12月から翌年2月にかけての「冬の天候」の予報を発表します。

それによりますと、中国地方の冬の気温は、平年より高くなる確率が60%となっていて「暖冬」になる可能性がかなり高くなっています。

その理由として、
▼地球温暖化によって大気全体の温度が高いことや、
▼現在発生しているエルニーニョ現象が冬にかけても続き、上空の偏西風が日本付近で北に蛇行する予想のため、
中国地方では冬型の気圧配置は一時的で、寒気の南下が弱い見込みです。

山陰地方の雪の降る量は平年より少なく、広島県でも北部の中国山地沿いでは平年より少ないと予想されます。

中国地方で暖冬となれば3シーズンぶりとなります。また、前回、冬にエルニーニョ現象が発生していた2018年12月から翌年2月にかけての冬は、1946年の統計開始以降、山陰地方では雪の降った量が最も少なくなっています。

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