中学バスケクラブの活動サポート 岡山トヨペット 資金面や車両貸与

スポンサーシップ契約を結んだ末長社長(左)と納谷代表

 自動車販売の岡山トヨペット(岡山市南区古新田)は19日、同市内を拠点とするバスケットボールの中学生クラブチーム「岡山ADAPT(アダプト)」とスポンサーシップ契約を締結した。資金面や、選手の送迎用車両の貸与などで支援する。

 初年度110万円の支援金を贈るほか、同社のキャラクター「くまる」がデザインされた大型ワゴン「グランエース」(8人乗り)を貸与。車両の点検やイベントの人員の補助、運営面でのサポートなども行う。

 契約は、スポーツ庁などが公立中学の休日の部活動を地域団体や民間業者に委ねる「地域移行」を進める中、受け皿となるチームを支援しようと同社が提案した。

 この日、同社本店で契約発表会があり、末長一範社長が「未来ある子どもたちの成長をバックアップするとともに、スポーツを通じて岡山が盛り上がる一助にもなれば」とあいさつ。同チームの納谷奈緒代表は「中学生のスポーツ環境が大きく変化し、民間クラブの担う役割は大きくなっている。契約を機により一層育成に尽力する」と述べた。

スポンサーシップ契約を結んだ末長社長(左)と納谷代表。奥は岡山トヨペットがチームに貸与するワゴン車

© 株式会社山陽新聞社