全国的に暖冬の見通し、気象庁 日本海側は少雪

気象庁の庁舎

 気象庁は19日、今冬(12月~来年2月)の天候見通しを明らかにした。地球温暖化に加え、偏西風が日本付近で北に蛇行するため寒気が南下しづらく、全国的に高温となる。冬型の気圧配置も弱く、日本海側の降雪量は少ない。ただ、一時的に強い寒気が入り大雪となる恐れがあることから、注意が必要だとしている。

 10~12月の3カ月予報も発表。平均気温は全国的に高い傾向で、特に10月は前半まで最高気温が30度以上の真夏日の可能性があるという。

 ▽10月 全国的に数日周期で天気が変わり、西日本は平年同様に晴れの日が多い。

 ▽11月 北日本日本海側は曇りや雨または雪、東・西日本日本海側と沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い。北―西日本太平洋側は晴れの日が多いが、西日本太平洋側は数日周期で天気が変わる。

 ▽12月 北日本日本海側は曇りや雪または雨の日が多い。東・西日本日本海側は平年に比べ曇りや雨または雪の日が少ない。北日本太平洋側は晴れの日、沖縄・奄美は曇りや雨の日が多い。東・西日本太平洋側は平年に比べ晴れの日が少ない。

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