北海道根室市でサムソン宮本を中心に結成されたアマチュアプロレス団体である新根室プロレスを追ったドキュメンタリー映画「無理しない ケガしない 明日も仕事！新根室プロレス物語」が、2024年1月2日より劇場公開されることが決まった。
新根室プロレスは、2006年に北海道・根室市内でおもちゃ屋を営むサムソン宮本を中心に結成されたアマチュアのプロレス団体。所属メンバーは、元テレビマンや銀行員などさまざまであり、それぞれ生活に困難を抱えながらもプロレスを通じて光り輝いていた。しかし、団体の人気がピークを迎えようとしていた2019年9月、「難病・平滑筋肉腫と診断され…新根室プロレスを解散します」とサムソンから衝撃の告白が飛び出す。その後、東京・新木場の会場で行われたサムソンの引退試合には、超満員の300人が詰めかけた。「病気を克服して必ずこのリングに帰ってきます」と言い残してリングを降りたサムソンは、1年後、家族に見守られながら55歳でこの世を去った。サムソンの死から3年が経過した2022年10月、活動を休止していた新根室プロレスのメンバーは、東京・新木場のリングに再び姿を現す。
2021年12月に新根室プロレスを追ったドキュメンタリーがテレビ放送され、ギャラクシー賞奨励賞や日本民間放送連盟賞エンターテインメント部門優秀賞に輝くなど、高い評価を得た。本作は、放送されたドキュメンタリーに、新たな取材を加えた作られた。ナレーションは北海道出身である安田顕が務めている。
安田顕、新根室プロレス本部長のオッサンタイガー、新根室プロレスメンバーのアンドレザ・ジャイアントパンダ、本作監督の湊寛のコメントも公開された。コメントは以下の通り。
【コメント】
■安田顕
新根室プロレスなんて知らなかった。プロレスが好きだから感動したんじゃない。
新根室プロレスが紡いだ一縷の夢が、あまりに尊いからだ。サムソン宮本氏の闘魂に、敬意を表します。
■新根室プロレス本部長 オッサンタイガー（サムソン宮本の実弟）
兄、サムソン宮本が13年間 築いてきた軌跡。この様な形で作品に残ることは、この上ない喜びです。
皆様是非、命を賭けた この奇跡を劇場で目に焼き付けてください。
■アンドレザ・ジャイアントパンダ
サムソンさんぼくをはっくつしてくれてありがとう。あなたとすごしたひびはぼくにとってたいせつなたからもの。
えいぞうのなかでまたおもいでによりそえる。サムソンさんこれからもぼくとずっといっしょだよ。
■湊寛監督
「バカにされてもいい、やりたいことをやれ！」 サムソン宮本さんの言葉を信じたら、奇跡の映画が生まれました！
新根室プロレスの“笑いと涙の大勝負”を観戦しに、ぜひ劇場へお越しください。
【作品情報】
無理しない ケガしない 明日も仕事！新根室プロレス物語
2024年1月2日（火）東京・ポレポレ東中野、1月6日（土）北海道・シアターキノほか全国順次公開
配給：太秦
©北海道文化放送
