ロケットラボ、米民間企業のSAR衛星2機目の打ち上げに失敗

ロケットラボは日本時間2023年9月19日に「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットラボによると、飛行中にディレクターが異常を報告しており、何らかの理由で打ち上げは失敗した模様です。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:エレクトロン(We Will Never Desert You)

ロケット:エレクトロン
打ち上げ日時:日本時間2023年9月19日15時55分【失敗】
発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド)
ペイロード: Capella Acadia 2

「We Will Never Desert You」は、アメリカの民間宇宙企業「Capella Space」の合成開口レーダー(SAR)衛星「Acadia 2」を打ち上げるミッションです。Capella Spaceはロケットラボのエレクトロンロケットで合計4機のAcadia衛星の打ち上げを計画しており、今回はその2回目の打ち上げが実施されました。

ロケットラボによる打ち上げのライブ配信(アーカイブ)を確認すると、発射から2分30秒頃の1段目切り離しまでは順調に推移していたものの、その数秒後の2段目エンジン点火のタイミングを迎えても画面表示上の速度は低下し続けており、発射から3分10秒頃にアノマリー(異常)が報告されています。2023年9月19日17時の時点ではまだ詳しい情報は発表されていません。

【▲ Capella Acadia 1の想像図。ロケットラボのプレスリリースより(Credit: Capella Space)】

■打ち上げ関連画像・映像

■打ち上げ関連リンク

Source

  • Image Credit: ロケットラボ
  • Rocket Lab (X, fka Twitter)

文/sorae編集部 速報班

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