１６日、仙台市泉区で身体障害者野球の北海道・東北大会が行われました。１１月の全国大会を目指し熱いプレーが繰り広げられました。
華麗なグラブさばきにバットコントロール、そして素早い持ち替え。その技術の高さには目を見張るものがある身体障害者野球。
盗塁は禁止、走ることが難しい選手には打者代走など細かな違いはあるものの、おおむね野球と同じルールで行われます。
仙台・福島・新潟の３チームで争われた今回の大会。総当たりで２勝すれば優勝、全国大会に出場できます。
仙台の１試合目の相手は前年の優勝チーム福島です。
仙台の先発は高橋佑典投手。制球力を生かした丁寧なピッチングで福島打線を封じます。
すると３回に仙台打線が爆発。６本の長短打に四死球も絡め一挙１２点を奪うビッグイニング。前回大会の覇者、福島を大差で退け幸先良いスタートを切りました。
続く２試合目は新潟との対戦。仙台は１回４番金澤選手が特大のレフトオーバー。先制点を奪います。
しかし２点リードで迎えた５回。センター相澤選手が懸命なプレーを見せますが、ランニングホームランとなってしまいます。
この一打をきっかけに相手を乗せてしまったか、この回打者１１人の猛攻を受け８失点。新潟に敗れ２大会ぶりの優勝とはなりませんでした。
相澤誠悦選手兼監督「守備の乱れから大量失点で１戦負けてしまって悔しいですけど、（優勝した）新潟には全国大会で活躍というか、上の方に上がってほしいと思います」
