単線区間で列車が赤信号で出発 反対方向から列車が接近… 自動列車停止装置が作動し非常停止 運転士「確認を怠ってしまった」 JR予讃線

19日昼過ぎ、愛媛県のJR八幡浜駅で、下りの普通列車が赤信号のまま出発し、非常停止するトラブルがありました。

JR四国によりますと、午後0時半ごろ、八幡浜駅で下りの普通列車が赤信号のまま出発したため、ATS=自動列車停止装置が作動し、およそ30メートル進んだところで非常停止しました。

現場は単線区間で、当時、反対方向から上りの特急列車が八幡浜駅に接近していましたが、特急列車は信号が直前で赤に変わったため、この信号機を過ぎて停止したということです。

双方の列車の乗客と乗員あわせておよそ30人にけがはありませんでした。

普通列車の男性運転士は、乗務歴およそ20年で「出発時刻ぎりぎりに乗車した客の対応をしていて信号の確認を怠ってしまった」と話しているということです。

JR四国は「ご利用のお客様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。再発防止に全力で取り組みます」とコメントしています。

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