改札でクレジットカードのタッチ決済 実証実験へ 名鉄が来年春開始 チャージ不要で利便性向上に

名鉄は愛知県で初めて、クレジットカードなどのタッチ決済で、改札を通過し乗車できるシステムの実証実験を名鉄名古屋駅など一部の駅で開始すると発表しました。

このシステムは、新たに改札に設置される専用端末に、タッチ決済対応のクレジットカードやクレジットカードが登録されたスマートフォンなどをかざすことで運賃を支払うものです。

名鉄によりますと、実証実験は「名鉄名古屋駅」「金山駅」「中部国際空港駅」の3駅を中心に検討していて、来年春から2025年3月末までを予定しています。新型コロナの5類移行による利用客の回復や、2026年に開催予定のアジア大会で国内外からの観光客の増加が見込まれる中、チャージ不要なタッチ決済を導入することで、利便性向上と窓口の対応業務の負担軽減などを緩和する狙いがあるということです。

クレジットカードによるタッチ決済は、神奈川県の「江ノ島電鉄」や「福岡市地下鉄」などが導入しているほか、「東京メトロ」も実証実験を計画していますが、愛知県で実証実験が行われるのは初めてです。

名鉄は「将来的にタッチ決済対応のカードなどを活用して、沿線地域の施設等が提供するサービスとの連携し、更なる地域活性化に貢献したい」としています。

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