「幸福」感じる岩手県民56.9%、過去最高 23年意識調査

 

 岩手県は2023年の県民意識調査結果をまとめ、現在の自分が「幸福」「やや幸福」と感じる割合は前年比0.3ポイント増の56.9%で、16年に項目を設けてから最高を更新した。県南、県央が伸びた一方、近年上昇傾向だった沿岸と県北は減少に転じた。地域間で差が生じ、均衡ある発展に向けた施策が求められる。

 「幸福」「やや幸福」を合わせた割合を4広域振興圏別に見ると、県南が59.4%(前年比0.9ポイント増)で過去最高、県央は57.4%(同2.6ポイント増)。沿岸は50.8%(同5.8ポイント減)で17年以降最低となり、県北が53.9%(同3.4ポイント減)となった。

 調査は1~3月、無作為抽出した県内在住の18歳以上の男女5千人に設問票を郵送し、回答率は58.8%。いわて県民計画(19~28年度)に掲げる政策の現状を把握するため、164項目について聞いた。

 

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