綾瀬はるか主演「義母と娘のブルース」ファイナルを2024年新春に放送

TBS系では2024年1月2日に、綾瀬はるかが主演を務めるドラマ「義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル」(午後9:00)を放送することが決定した。

「義母と娘のブルース」は、桜沢鈴氏による同名4コマ漫画を原作に、2018年7月期に「火曜ドラマ」枠で連続ドラマをオンエア。主人公のキャリアウーマンが8歳の娘を持つ男性に突然プロポーズされ結婚し、畑違いの家事やママ友の世界に足を踏み入れ、娘の母親になろうと一生懸命に奔走、家族と過ごす日々を紡ぐヒューマンドラマ。義母と娘、そして娘の実父という三つのコードがブルースを奏でるかのように、愛すべきキャラクターたちが繰り広げる、少しおかしな日常と小さな奇跡を描き、笑って泣けると幅広い層から高い評価を得た。

2020年、22年の正月には連ドラのその後を映し出したスペシャル版を放送。今回3度目のお正月スペシャルで完結となる。変化し続けるこの世の中に、相変わらずの宮本家とそれを支える相変わらずの人間たちの大きな愛にあふれた物語を、24年新春に届ける。

18年のシリーズ放送開始から5年半。一生懸命義母になろうとした元キャリアウーマンと、その愛を受け取った娘、そしてその家族を支えた人間たちの愛の物語がついに完結する。義母・宮本亜希子(綾瀬)と初対面では小学生だった娘・みゆき(上白石萌歌)も時を経て、大学生に。亡き夫・良一(竹野内豊)から託され、みゆきを育ててきた亜希子も、義母として一区切りがつく頃を迎えようとしていた。小さな奇跡と大きな愛に紡がれ、約15年にわたって家族として過ごしてきた亜希子とみゆき。ファイナルとなる今作では、悲喜こもごも、共に支え合ってきた2人の新たな門出を描く。今までよりさらにパワーアップした、お正月に相応しい心温まる物語に期待が高まる。

ある日、亜希子は「ベーカリー麦田」でアルバイトをしながら大学に通う娘のみゆきが、卒業を目前にして就職活動をしていないことに気付いてしまう。「このまま麦田のアルバイトでよくない?」と言い放ち、完全に出遅れたことを反省しないみゆきに、亜希子は短期間の猛特訓&二人三脚の就職活動を開始する。亡き夫・良一に託された一人娘を一人立ちさせたいと奮闘する亜希子の姿に、みゆきも自分の将来を真剣に考え始める。就活を始めたみゆきだったが、そんな矢先、宮本家に大騒動が。そこに店長・麦田章(佐藤健)も巻き込まれる。そして、天国の良一も…!?

綾瀬は「約5年半にわたって亜希子さんを演じさせていただいて、私自身も亜希子さんと共に成長していった感じがあるので、そういう意味ではこうして同じ役を長きにわたって演じることができたのは、とてもうれしいことですし、ありがたいことだなと思っています。私にとって『義母と娘のブルース』は、共演者の皆さんをはじめ、この作品に関わるたくさんのスタッフの方と過ごせるこの時間は、なんとも温かくて優しくて、まさに“ホーム”のような存在」と作品への思いを語り、「そんなすてきな作品はついに今回『ファイナル』を迎えてしまうということで、これまで以上に愛が深く、温かな物語になっていると思います。どんな大きな愛に成長しているのか、ぜひ皆さんも一緒に見届けていただけたらうれしいです」と呼び掛ける。

竹野内は「『義母と娘のブルース』がついにファイナルを迎えるということで、連続ドラマの撮影が始まったばかりの頃、綾瀬さんのセリフの話し方や身のこなしがロボットのようで『そうくるか!」と、慣れるまで時々笑ってしまいそうになっていたのがとても懐かしい思い出です」と回顧し、「悲しいお別れで終わる作品がある中で、亡くなってからの家族の成長や周りの変化を見続けられる作品はあまりないと思いますので、それこそがこの作品の魅力なのかなと思っています。こんなに長く続けられたのも、見てくださった皆さまがそれぞれのキャラクターに一喜一憂してくれたからだと思いますので、ぜひ最後までそれぞれの人生を見届けて楽しんでいただけたら幸いです」とメッセージを寄せる。

佐藤は「麦田のような役はほかでは出会わないので、久々に演じることができてとてもうれしいです。これで終わりかという寂しさもありますが、最後までかみ締めながら演じたいと思います」と意欲を燃やし、「『ベーカリー麦田』というパン屋さんが実際に日本のどこかにあって、ここに集まる人たちには日々いろんなことがあるけど、最後まで笑いながら生きてたんだろうなっていうのを感じてもらえたらうれしいです」とコメント。

上白石は「私自身、連続ドラマの時はまだ18歳で、2回目のスペシャルの時にやっと成人をして今23歳になって…。みゆきちゃんも今回21歳になって就職活動をするということで、自分の人生と同じ段階をみゆきちゃんという役と一緒に歩めている気がしています」とファイナルに向けた心境を明かし、「連続ドラマ開始から約5年半が経って、その間に世の中はいろんなことが起きて大きく変わりましたが、宮本家は変わらずにすごくのんびりとした空気が流れていました。大きな愛情や小さな奇跡、そういうことにお正月にみんなで気付いてもらえるようなファイナルにしたいと思っています!」と力を込める。

みゆきの幼なじみ・黒田大樹役の井之脇海は「僕は大樹という役がすごく大好きで、いつも演じるのを楽しみにしていて、定期的に演じられるのがすごくうれしかったので、終わるのが寂しいです」と複雑な胸中を伝え、「僕自身、いろんなことがある中でこのメンバーとこの作品で会うたびに心がすごくホッコリしてきましたし、安心できるような作品。それがきっと画面越しに皆さんにも伝わると思うので、ぜひお正月からホッコリしていただけたらうれしいです」とアピールしている。

作品を手掛ける中井芳彦プロデューサーは「18年7月のスタートから約5年半を経て、『義母と娘のブルース』は2024年スペシャル放送でついに最終回を迎えることになりました。生きていると、出会いや別れ、うれしい事もあれば、悲しいこともあります。思わず泣いてしまうようなことや予期せぬこと、いろんなことがたくさん起きると思います。そんな中でも、相変わらず一生懸命な亜希子さんと相変わらず笑顔のみゆき、そして相変わらず愛すべき『ベーカリー麦田』の店長や、商店街のみんな。そんな変わらぬ『一生懸命さ』、変わらぬ『笑顔』、変わらぬ『愛』すべき人たちの姿を、皆さんにお届けできたらと思っております。1月2日にお届けするために出演者・スタッフ一同撮影をしております。よろしくお願いいたします」と、ファイナル制作に向けた思いを語っている。

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