タレント移籍提案、取り消し謝罪 コーセー、ジャニーズ問題で

 化粧品大手のコーセーは19日、ジャニーズ事務所の性加害問題に関する15日のコメントで提案した所属タレントの「他社への移籍」の部分を取り消し、謝罪した。広告に起用する側からの圧力と受け取れるとの指摘が外部からあり、「誤解を招く表現だった」と釈明した。

 コーセーは「タレントやスタッフが早期の活躍が再開できるよう取り得る選択肢を早急に準備すべきという趣旨」だったと説明。タレントと事務所の契約に介入する意図はないとした。

 コーセーは松本潤さんや目黒蓮さんらを広告に起用していたが、テレビCMの放映を既に終了した。十分な改善が認められるまで新たな契約を見送る方針は変えなかった。

© 一般社団法人共同通信社