「ホリミヤ -piece-」岡本信彦 インタビュー

「皆さんが見ていても、どこかしらに昔を思い出すようなシーンが散らばっているんじゃないかなと思います」

石浜真史監督によって2021年にアニメ化された「ホリミヤ」。そして、今年7月からは「ホリミヤ -piece-」がスタートし、9月23日に最終回を迎える。今作では、前作で描かれなかった人気のエピソードを映像化。元々キャラクターが魅力的なコンテンツだったが、彼らの新たな一面が描かれることによって、さらにいとおしくなっていく――。それが、今作の魅力であり、見どころと言えるだろう。生徒会長で、強がっているが実は小心者なところがある仙石を演じている岡本信彦に、作品について語ってもらった。

――前作で描かれたそれぞれの関係性を踏まえて「ホリミヤ -piece-」を見ると、キャラクターに深みが出て面白いのですが、この作品の魅力はどこにあると思いますか?

「やっぱり、群像劇なところが魅力だと思います。その中に、自分が経験していたかもしれない青春の1ページを彷彿させるようなところがあるんです。僕にとっては、男同士の会話で、本当にくだらないことを話しているようなところです。そういう経験が色濃く残っていたので、懐かしいなって感じたりしました」

――特に内山昂輝さんが演じている宮村と仙石は、和気あいあいとしていますよね。

「そうですね。page.1(7/1放送)で、プールを見学するための理由をあれやこれや言っているのとかも面白かったし、page.6(8/5放送)の仙石の家でのお泊り会は、学生時代の楽しかった思い出と結び付けられたりしたので、青春を感じました。ああいう騒がしさって、友達同士の関係性がだいぶ深まっていないとできないことだと思うんです。学校がオンモードとしたら、家はオフモードだと思うんですけど、オフモードの時のみんなが見られるというか、プライベートが垣間見れる感じも良かったです。だから、皆さんが見ていても、どこかしらに昔を思い出すようなシーンが散らばっているんじゃないかなと思います」

――そんな青春の思い出がなかった場合は、どうしたらいいでしょうか…?

「自分になかった経験をうらやましく思う面もあるかもしれないです。でも、そういう場合は、まるで自分が経験したかのように思えたりもするので、それもこの作品の良いところです!」

――ほかに印象的なシーンはありましたか?

「page.4(7/22放送)の堀さん(戸松遥)家のこたつのお話は意味が分からなかったです(笑)。あと、page.3(7/15放送)では体育祭の騎馬戦も描かれていましたが、仙石が騎馬戦で上に乗った時、急に将軍みたいな感じになりましたけど、結局あまり強くないっていうのが仙石のかわいいところです。仙石もキャラが変わったりするんだって思いました。あと、page.2(7/8放送)の調理実習で、じゃがいもの皮を切るシーンがありましたけど、仙石って何でもできそうなイメージがあったんです。でも、結果、皮をむき過ぎてじゃがいもがなくなるっていう…。“そんなこと、あるんだ!”って思いました(笑)」

――作品はにぎやかな感じですが、アフレコもにぎやかな感じだったのでしょうか?

「結構にぎやかでした。テストの時はガヤガヤするけど、結構、本番は別線(別録り)が多くて、声が被るところを別々に録っていく感じだったんです。だから、テストは楽しくやって、テストを思い返しながら本番に臨む感じでした。マイクワーク(演者より少ない数のマイクを交代しながら順に使うこと)をするくらいの人数で収録することはなかったんですけど、掛け合いのある人同士では一緒に収録ができたので、会話劇は結構楽しめた感じがします」

――コロナ禍は分散収録で、徐々にマイクワークなどが戻ってきたという話を聞きますけど、今作ではマイクワークはなかったのですね。

「この現場ではなかったです。ほかの現場ではあったんですけど、1~2回マイクワークをやって思い出してくる…みたいな感じ(笑)。もちろんマイク前ではキャラクターのことを考えて全力投球するんですけど、マイクワークがある時は1割くらい冷静な自分を置いておいて、左から次の人がマイク前に入ってくるから、右にはけようとか、そういうことを考えたりしているんです。分散の時は、それを考えずにキャラクター100%でいけるのは良かったなって思いました。でも、逆に取材とかイベントでは、分散収録だと自分のシーンだけしか見ていないから話せることが少なくなるという弊害はありました。だから、以前のような状態にアフレコが戻れば、こういう取材でも話せることは増えてくると思います」

――最後に…、岡本さんはこれまでにも何度かTVガイドに出てくださっていますが、これまでの撮影の思い出をお聞きできますか?

「以前に出た号を見ると、自分の髪事情がわかります(笑)。黒髪はすごく懐かしい感じがします。ブリーチをして数年が経つんですけど、ちょっとあか抜けた感じが出るなっていうのと、もともとの天然パーマがブリーチで髪が痛むことによって、ちょっと真っすぐになるというのは良いことだなと思っています。あと、今回も生写真の特典がありますけど、皆さんがどんな服を好きなのかを知りたいです。過去の号も、今回の号も、生写真の特典を撮影させていただく時、スタイリストさんがいて、自分が普段着ないような派手な服を選んでいるんです。どの写真の服が一番良かったかは知りたいです!」

【プロフィール】

岡本信彦(おかもと のぶひこ)

10月24日、東京都生まれ。B型。9月29日スタートのアニメ「葬送のフリーレン」(日本テレビ系)、10月6日スタートの「アンデッドアンラック」(TBS系)などに出演。

【作品情報】

ホリミヤ -piece-(終)
9月23日
TOKYO MXほか
土曜 午後11:30~深夜0:00
※地域により放送日時が異なります

付き合っている堀(戸松遥)と宮村(内山昂輝)を中心に、仙石(岡本)ら個性的な高校生たちの恋愛模様や学園生活が描かれる超微炭酸系ラブコメ。「ホリミヤ」(21年)では描き切れなかった原作の人気エピソードを描くことによって、キャラクターの魅力がより深掘りされていく。

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取材・文/塚越淳一 撮影/為広麻里 ヘアメイク/NOBU(HAPP’S.) スタイリング/青木紀一郎

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