坂本龍一さん最後の姿上映 アジア初、山形映画祭で

映画「Ryuichi Sakamoto-Opus」の一場面((C)2022Kab Inc.、山形国際ドキュメンタリー映画祭提供)

 10月5日に開幕する山形国際ドキュメンタリー映画祭で、3月に亡くなった音楽家坂本龍一さんによる最後のソロ・コンサートを記録した映画「Ryuichi Sakamoto-Opus」が上映される。今月5日、イタリアのベネチア国際映画祭で上映されたが、日本を含むアジアでは初めて。10月5日午後5時からの開会式終了後、山形市中央公民館で1回限り。入場無料。

 映画「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」のテーマ、最後のアルバム「12」からの楽曲など20曲を愛用のグランドピアノで演奏する様子を収録した103分のモノクロ作品。

 闘病中の昨年9月、東京のスタジオで撮影された。坂本さんの息子で映画作家の空音央さんが監督を務めた。

 空監督は「作品が招待されたことを光栄に思う」とのコメントを寄せた。

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