HIcity、11月にグランドオープン 自動運転等の取り組みも継続予定

羽田みらい開発株式会社(以下、羽田みらい開発)は9月15日、「HANEDA INNOVATION CITY」(以下、HICity エイチ・アイ・シティ)が11月16日にグランドオープンすると発表した。

HICityでは、自動運転バスの実証を推進している。2020年には、複数企業と協働し、HICity内に国内初となるスマートシティにおける自動運転バスの恒常的導入を実現した。2021年には、羽田空港第3ターミナル間の公道において、一般の利用者向けに初となる運行実証を実施し、以降、長期実証を含む計5回の実証実験を実施している。今後も羽田空港地区における自動運転の実装に向けて、取り組みを継続する予定だ。

HIcityで行われた取り組みまとめ【2020年~2021年】

「HANEDA INNOVATION CITY」(以下、HICity エイチ・アイ・シティ)は、羽田みらい開発株式会社(以下、羽田みらい開発)が開発を進める大規模複合施設だ。羽田空港に隣接するスマートシティとして、自動運転バスの定時運行やロボットによる施設管理など、さまざまな試みが行われている。当記...

ほかにも、HICityでは、ロボットを活用したフードデリバリーシステムの実証実験や複数メーカー・複数台のロボットとエレベータとの連携基盤システム、統合管制システムなどの開発を行っている。施設への本格導入に向けた知見の蓄積を今後も推進していくとのことだ。

くわえて、HICityでは、サービス高度化の実現のために、BIMモデルを用いたデータ連携基盤を構築し運用している。HICity内のビーコンや映像解析AIを用いて人流データを取得し、人流・モビリティ・ロボットなどの施設内のリアルタイム情報の可視化を推進中だ。データの可視化や活用に向けた取り組みを今後も継続するという。

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