大谷が右ひじ手術成功 「一日でも早くグラウンドに戻れるように」

大谷翔平(エンゼルス)の代理人を務めるネズ・バレロは、現地時間9月19日の朝に大谷が右ひじの手術を受けたことを発表した。どのような手術を受けたのか詳細は不明だが、バレロによると、大谷のキャリアの「全体像を重視して」手術が行われたという。大谷は自身のインスタグラムを更新して手術の成功を報告。「不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」とファンへのメッセージを記した。

今季の大谷は投手として23試合に先発して132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、打者として135試合に出場して打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁、OPS1.066を記録。右ひじの内側側副靭帯を損傷して投手としての出場は日本時間8月24日のレッズ戦が最後、右脇腹を痛めて打者としての出場は日本時間9月4日のアスレチックス戦が最後となった。ただし、投打両面での素晴らしい活躍により、2年ぶり2度目となるア・リーグMVP受賞が確実視されている。

バレロは「手術のタイプに関する最終的な決断は、(大谷のキャリアの)全体像を重視して下された。ショーヘイは今後何年にもわたって二刀流を続けるための機会を得られることを望んでいた」と説明。手術を担当したニール・エラトラシュ医師は「最終的なプランは、ひじの寿命を延ばすために生存可能な組織を追加する一方で、目の前の問題を修復し、健康な靭帯を補強することだった」と語った。

また、エラトラシュ医師によると、大谷は何の制限もなく打者として2024年シーズンの開幕日を迎えられる見込みだという。そして、2025年には再び投打両面で活躍する「二刀流・大谷翔平」の姿が見られるようだ。

地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者は、「伝統的なトミー・ジョン手術(内側側副靭帯の再建手術)ではなく、靭帯の損傷部分を修復する手術ではないか」との見解。「2025年シーズンまで投げられないことに変わりはないが、打者としてのリハビリは多少スピードアップするだろう」と記した。

The post 大谷が右ひじ手術成功 「一日でも早くグラウンドに戻れるように」 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.