ようこそ、1万人目のお客様…「銭天堂展」の来場者が大台越え 1万人目は深谷の小3 会期は24日まで

「銭天堂展」来場1万人目となった若井結弦さん=埼玉県桶川市若宮、さいたま文学館

 さいたま文学館(埼玉県桶川市若宮)で開催中の企画展「ふしぎ駄菓子屋銭天堂へようこそ 番外編たたりめ堂へようこそ」が18日、入場者1万人を突破した。1万人目の来館となった深谷市の小学3年生、若井結弦さんには、同展のオリジナルグッズなど記念品が贈られた。同館で企画展の来場者が1万人を突破したのは26年前の開館記念特別展以来。

 同展は、小学生世代を中心に大人気の児童小説「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の世界観を立体展示物で“没入体験”できる巡回展。さいたま文学館の展示は、銭天堂のライバル、たたりめ堂にスポットを当てた全国初のスピンオフ的展示が特徴。

 登場人物の等身大パネルやキャラクターなど展示の多くは、写真撮影自由。主人公の紅子や悪役のよどみたちと来館した家族連れが、楽しそうに写真撮影を楽しんでいる。

 1万人目となった結弦さんは、ネットニュースで企画展を知り、母の真季さんに連れてきてもらったという。「銭天堂は本も読むし、アニメでも見ています。(1万人目は)びっくりしました」と笑顔で話した。

 同展は、24日まで。午前10時~午後5時半(受け付けは、同5時まで)。観覧料は一般210円、高校生・学生100円。同館はJR桶川駅西口から徒歩5分。

 問い合わせは、同館(電話048.789.1515)へ。

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