マーリンズがウエーバーでガーディアンズからマット・ムーアを獲得

日本時間9月20日、マーリンズはウエーバーでガーディアンズから左腕マット・ムーアを獲得したことを発表した。ムーアは今季1年契約でエンゼルスに加入し、セットアッパーとして活躍していたが、プレーオフ進出の可能性が低くなったため、8月末にウエーバーでガーディアンズへ移籍。そのガーディアンズも地区優勝の可能性がほぼなくなり、今度はマーリンズへ移籍することになった。なお、ロースターの枠を空けるために右腕トミー・ナンスが60日間の故障者リストに登録されている。

現在34歳のムーアは、キャリアで初めてリリーフに専念した2022年にレンジャーズで自己最多の63試合に登板し、5勝2敗5セーブ、14ホールド、防御率1.95の好成績をマーク。オフにFAとなり、年俸755万ドルの1年契約でエンゼルスに加入した。

エンゼルスでは、5月下旬に右脇腹を痛めて戦列を離れた時期があったものの、セットアッパーとして41試合に登板し、4勝1敗、20ホールド、防御率2.66と期待通りの活躍を披露。しかし、8月に大きく負け越してプレーオフ進出が絶望的になったというチーム事情もあり、8月末にウエーバー公示され、ルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペスとともにガーディアンズへ移籍することになった。

ガーディアンズでは、5試合に登板して1ホールド、防御率3.86という成績。ガーディアンズはウエーバーでエンゼルスから3選手を獲得したにもかかわらず、9月は8勝9敗と黒星が先行しており、首位ツインズがマジックナンバーを「5」まで減らすなど、逆転での地区優勝はかなり厳しくなった。そのため、再びウエーバー公示され、ナ・リーグの熾烈なワイルドカード争いに加わっているマーリンズへ移籍することになった。

9月に入ってからの移籍となるため、マーリンズがワイルドカードを獲得したとしても、ムーアはプレーオフに出場することはできない。ワイルドカード獲得を狙うマーリンズは、残り11試合のブルペン強化のための補強に動いたということになる。この補強が実を結ぶか注目だ。

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